相鉄20000/21000系

一本待ってでも乗りたい電車

「当たり」と言われるような電車

斬新ながら突飛でない、新しい鉄道車両のあり方を示す

20000系の概要

相鉄20000系は2023年3月18日開業の相鉄・東急直通線（通称:ST)にむけた東急東横線より先の都心直通用車両として開発され, 2018年より導入が進んだ車両である.

「安心×安全×エレガント」をコンセプトに相模鉄道のデザインブランドアッププロジェクトに準じたデザインとされている. 制御方式はVVVFインバータ制御方式（日立ハイブリッドSiC）回生ブレーキ付となっており、加速度は直通先に準じて3.0km/h/s, 3.3km/h/s切替式となっている. 設計最高速度は120km/S/O統合型保安装置である. 情報装置には日立製作所のSynaptraを搭載し, 車両情報のデジタルモニター化, 制御の簡易化を施し柔軟な対応を行うことができる.
車両の塗装は「YOKOHAMA NAVYBLUE」で統一されており, つり革は同社9000系のリニューアル車でも採用されている相鉄独自の楕円形のものを使用している. ドアには半自動ドアスイッチを相鉄で初めて採用し、車内の案内表示器には天井中央とドア上それぞれに大型の21.5インチワイドLCDを採用した. 第二編成以降ではドア上に広告と路線案内の2枚に変更している.
第一編成には2019年に受賞した鉄道友の会ローレル賞受賞記念プレートが取り付けられている.
10両編成7本が在籍している（2023年3月現在）※相鉄で最大車両数

走行路線 : 相鉄線全線, 東急/相鉄新横浜線, 東急東横線, 東京メトロ副都心線, 東京メトロ有楽町線

21000系の概要

相鉄21000系はST開業にむけた東急目黒線より先の都心直通用車両として20000系を8両編成に短縮し, 2021年より導入が進んだ車両である. 非常用ドアコックの位置や運転台周りの機器配置, 加速度の3.3km/h/s統一などが20000系との違いとして挙げられる.
8両編成9本が在籍している（2023年3月現在）

走行路線 : 相鉄線全線, 東急/相鉄新横浜線, 東急目黒線, 都営三田線, 東京メトロ南北線, 埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線